正月休みは2日からずっと彼のところにいて、
10日に実家に久々に帰ってきました。
2日以降に届いた年賀状を見ていたら
その中に一枚普通のはがきがありました。
「突然お手紙を差し上げるご無礼をお許しください」と始まっていて
なんだろうと思って読み進めていると
わたしが年賀状を出した友人Ａが昨年末亡くなったというお知らせで
彼のお兄さんからでした。

友人Ａとは10年以上の付き合いのあるわたしのゲイ友達です。
以前の記事にも書きましたが、
会うと昼からお酒を飲みながら
お互いの近況を報告しあったり、
わたしの愚痴を聞いてもらったり、
カラオケに行ったり、美術展を見に行ったり、、、

実際に会うのは3ヶ月に1回ぐらいでしたが、
わたしにとって貴重な楽しい時間でした。
この週末に会って久しぶりにカラオケに行きたいなーって思っていたところに、
このお知らせでした。

彼は一時ずっと入院していて、
退院したのはたぶん5年ぐらい前だったと思います。
それ以降は通院はしていたのですが、入院はしておらず、
わたしとしてはなんとなくすっかり直ったような気持ちでいたのです。

亡くなったという知らせのはがきを読んだとき
わたしは彼と行ったところ、したことを思い出して泣きました。

すこし落ち着いた今日、このことをブログに書くべきかどうか
考えたのですが、自分の気持ちを整理するためにも書いてみました。

わたしも悲しいのですが、彼のご両親、
ご兄弟はもっと深い悲しみに包まれていると思います。

昨日の朝ふと思ったのですが、
このお知らせが、彼の手の込んだ冗談だったら
わたしはたぶんすごく怒ると思いますが、
それ以上にすごく嬉しいと思います。
本当に冗談だったら良かったのに・・・

しばらくしたら一度お焼香に行きたいと思っています。

毎日後悔しないように一生懸命に生きて行くことが、
彼の供養になるのでは、と考えてこれから生きていきます。